福島第一原発で地下の貯水槽から汚染水が漏れ出した問題で、東京電力は移送先の貯水槽からも汚染水が漏れだし、防水シートの間から放射性物質を検出したと発表しました。
福島第一原発では、最初に漏れが見つかった貯水槽から別の貯水槽へ汚染水を移送していましたが、この移送先の貯水槽からも汚染水が漏れていることがわかりました。
東京電力によりますと、その後の調査で3重構造になっている防水シートの間から、1立方センチメートルあたり1万ベクレルの濃度の放射性物質が検出されたということです。
シートの外側にも漏れ出した可能性がありますが、これまでのところ、外側の土壌からは放射性物質は検出されていないということです。
政府が介入していて、今だに隠ぺいされているように思えてなりません。結局東京電力任せでやっているからです。汚染状況から、帰還可能か、廃墟にするか決断し次に進んでいかないとますます被害者が多くなると思います。チェルノブイリ原発事故では、350kmも離れたところにでもホットスポットがあります。日本で半径300kmでは東側は秋田、岩手、西側は長野、静岡辺りまで危険地域になります。
だいたい福島原発の付近は地震が頻繁にあり、防水シートをいくら重ねても地震で擦れて、いずれは破け汚染水は漏えいするとおもいます。もっと強靭な貯水場を考えないといけないと思います。