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 最近の感染性腸炎とインフルエンザ

 当依藤診療所には、この数日は毎日のように感染性腸炎の患者さんが来院しています。またインフルエンザA型の患者さんも毎日1人~数人は来院しています。つまり、どこにいても、ノロウィルスもインフルエンザも感染しやすい環境なっています。
 最近はノロウィルス感染症(感染性腸炎)で、浜松の小学校、京都の病院、そして今は広島の中学校で集団発生しているようです。
 ノロウィルス感染症は、嘔吐・下痢が主症状で、とても感染力が強く、処置など遅れると亡くなったりします。主な原因は脱水症や誤嚥性肺炎などがあります。しかし、早く処置すれば、数日~1週間以内で治ります。
 浜松や広島は食品が原因と思われ、爆発的な集団発生をします。京都の病院の場合は、発症当初は一人だったと思いますが、感染が広がりやすい環境になっていたのは間違いないでしょう!
 病院関係者が早く気付いておれば、もっと小規模感染になっていたに違いないでしょう!また病院には状態の悪い患者さんもいますので、ノロウィルス感染で亡くなることは多々あるのはしかたがないのですが、この病院の場合、死者からはノロウィルスは検出されなかったようです。