畑や牧草地がパッチワークのように広がる北海道美瑛町で、「哲学の木」として観光客や写真愛好家らに親しまれてきた大きなポプラの木が24日、切り倒された。私有地の畑の中に立っていたが、老化に加えて、無断で入り込むなどマナーの悪い観光客らが増え、所有者の農家が決断したという。
広くなだらかな畑の中に1本だけ立ち、何かを考えているかのように斜めに傾く姿から「哲学の木」と名付けられた。音楽グループ「ゆず」の映像作品に使われたこともある。
関係者によると、老木となって枝が落ちたり倒れたりする危険があったうえ、観光客らに畑を荒らされる被害がなくならないことが背景にあるという。無断で畑に入られると、作物がつぶされたり土が踏み固められて作物が育たなくなったりするほか、靴を介して病害虫が持ち込まれる恐れもある。
このため、所有者は立ち入り禁止の看板などで注意を促し、数年前からは木の幹に×印をつけて撮影禁止にした。町も観光スポットのリストから外し、観光アドバイザーに巡回してもらうようにしたが、注意をしても無視するなどの行為が少なくなかったという。
ちょっと一言;この木は、そこの農家所有物かもしれませんが、みんなの宝物だと思います。伐採するよりどうやって保存した方がいいか?もっと考えてほしかったように思えます。
「哲学の木」ですので、その周囲を整備し、入場料を取るようにしたらどうでしょう?農家の仕事より儲かるかもしれません!
この木のあるJR富良野沿線には、「セブンスターの木」「ケンとメリーの木」「クリスマスツリーの木」などがあって楽しいとこだと思いますが、一つ木が減って残念です!