府警によると、運転していたのはビル管理会社長、大橋篤さん(51)。目立った外傷はなかったが、搬送される際に心肺停止の状態で、事故の約3時間20分後に死亡が確認された。
司法解剖で、大橋さんは心臓から腰の付近の血管が破れる大動脈解離を発症し、流れ出た血液が心臓を圧迫する心タンポナーデで死亡したことがわかった。
かかりつけ医だったという男性は「血圧は高めだったが、定期的に健診を受けていて心臓の病気につながる症状もなかった」と話している。
府警が防犯カメラなどを調べたところ、大橋さんの車は交差点の約100メートル手前でハザードランプを点灯させて停車し、約1分後にランプをつけたまま走り出した。防護柵に接触したり縁石に乗り上げたりしても速度を緩めずに進み、歩道を約40メートル走行したという。
ちょっと一言;こんな事故は未然に防ぐには、体調不良があれば、直ぐに車を停止させ、エンジンを切るしかありません。
大動脈解離というのは、発症すると胸部に激痛があります。解離が進行すると、激痛な部分が上方から下方へ広がります。運転などできるような状況ではありません。
つまりその時点では意識がなくなっている可能性があります。となれば、自動運転の技術があるくらいのハイテク時代になったのですから、自動危険回避装置などを考えてほしいものです。運転者が意識がない状態と自動車が認識したら、ブレーキはかけるようなシステムを作ればいいわけです。よく似たようなシステムはもうすでに市販車についていますが、今回の事故を回避できたかは疑問です!