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 薬の副作用について(老人の場合)

 ある雑誌を読んでいたら、Drの失敗談が載っていました。

 ①腰痛の患者さんに「ロキソニン」を投与、1週間後にめまいが現れ、顔色が悪く、貧血になっていたそうです。結果的に胃潰瘍を発症し胃から出血していました。鎮痛剤は胃を荒らします!何か症状があれば、まずは服用中止。便が黒くなる前に見つけてあげないと重症になることがあります。

 ②食欲低下の人に「ドグマチール」を処方、1週間後歩行困難、無表情になったそうです。もともとうつ状態の人に出す薬ですが、たまにこんなこと;パーキンソン症状があります。とりあえず、新しく処方した薬を中止することです。よくあることは、若い女性なら乳汁分泌してくることがあります。

 ③認知症の人に「アリセプト」を処方。数か月後に徐脈(脈が少なくなる)になり、ペースメイカーを考えたみたいです。脈が遅くなるのは徐々に進行するので、血圧を測っていたら、徐脈になるのが発見できます。多分認知症の患者さんなので、血圧をあまり測っていなかったかもしれません。薬を中止したら1週間以内の元に戻ったようです。

 私はこれらの薬をすべて使用していますが、失敗談に出てくるようなことは一度もありませんでした。運がいいだけかな?