とうとう兵庫県にも非常事態宣言がでました!
「非常事態宣言」とはいうものの、世界からすればかなり緩いものになっています。新型コロナを収束させるのは、理屈からしたらそんなに難しいとは思いませんが、特に日本で、実現するにはかなり難しい問題になります。発祥地の「武漢」のように、大都市を「ロックアウト」すると自然に収束しますが、あの武漢ですらもとに戻るのに2ケ月半もかかっています。
わが国のゆるゆる?非常事態宣言では、収束などほど遠いような気がします。人の動きを止めず、減少させているだけで、途中から「オーバーシュート」になる可能性が残されています。国民一人一人が自覚をもって行動をしなさいといっても限界があります。休業すると生活できない方もおられます。おそらく、しかたなく営業されますので、なかなか封じ込めはできないと思います。
4月9日の新感染者は東京で181人(感染経路不明142人?)、大阪では92人(感染経路不明78人?)ということは、クラスターがどんどん増えて今にも「オーバーシュート」になってしまいそうな状況です。封じ込めようとしても個人情報だといって正直に話さない人もおり、感染経路不明の若い感染者の数がどんどん増えています。若い人は重症化しにくいため、普通風邪のように思うかしれませんが、高齢者及び基礎疾患を持ったの人々では死活問題になってきます。
怖い話で、知人の大阪の勤務医によると、梅田の繁華街を散歩がてらに歩いていた60才代の夫婦が新型コロナに二人とも感染し、重症化して人工呼吸器を使用しているといってました。
高齢者の人は安心して街(…梅田)も歩けません!
実際に報道されているよりは、現状は悪化の一途を辿っていると思います。日本はPCR検査をあまりしませんので、検査をしていないクラスターがたくさん散在していること示唆しています。挙句の果て、非常事態宣言したお陰で、田舎に疎開する人が増え、その中にクラスターが混在し田舎の感染者数をも徐々に押し上げています。
こんな現状になってしまったので、風邪ぎみの人は、すべてPCR検査(できるだけ)をすれば、ある程度は見通しが立つかもしれません。世の中の人の7割前後が罹患してくれたら流行はなくなるといわれていますが、そうなるまで私たちが罹患しないという保証もありません。とりあえず、人の多く集まるところへ出かけるのは控えた方がいいでしょう!!