1986年5月20日に殺人事件は起こった。容疑者「神谷力」はすでに2人の妻が不審な死をなしていた。妻利佐子さんは、沖縄へ行き夫神谷が急用があると別れた後、1時間半後に急に苦しみだし2時間後には亡くなっていた。二か月前に保険金18500万(毎月18万5千円の掛け金)を契約していた。利佐子さんの遺体からトリカブ毒を検出、しかしその毒は即効性であるため、2時間後に亡くなっているため、神谷はアリバイを主張していた。その後ふぐを大量に購入していることがわかり、トリカブト毒とふぐ毒を混ぜるとトリカブト毒が遅れて作用することが彼は知っていたようです。遺体の血液を再度分析するとふぐ毒も検出されてアリバイは崩れました。
-3人の妻の不審死-
神谷は昭和14年に宮城県仙台市で出生。父親は東北大学の教授で知的水準の高い家庭に生まれ育った。神谷が小学校5年生の時、母親が目の前で服毒自殺するというショッキングな経験をしている。その後、東北大学の受験に失敗し神谷は上京。東京の池袋にある書店に勤めた。
それ以降、神谷は職を転々としながらも結婚を3回繰り返し、全て妻が突然死するのである