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 インフルエンザB型にかかりました!!

 3月2日(月)にインフルエンザB型に罹患した家族を診ました。翌日(火)おばあちゃんも来院し、インフルエンザの検査は陰性でしたが、症状は同じでしたので、内服薬を処方しています。3月4日(水)午前診が終わって、すぐに往診にでかけました。幸いに花粉症になっているためマスクは常時しておりました。往診終了後帰宅したころから鼻水がより出るようになってきました。しんどくはなかったのですが、翌日の5日(木)は、早朝から黄色い鼻水、寒気、全身倦怠があり、インフルエンザの検査をしてもらうと、インフルエンザB型とでました。昼の間に抗インフルエンザ薬の点滴(1万円相当;保険適用)をしてもらい午後診までは寝ておりました。さすがに午後診はしんどかったですがなんとかして帰宅しました。自宅で、ゆっくり寝て安静にしていると、症状はほとんどなくなりました。6日(金)には、咳、痰、鼻水はありませんが、全身倦怠及び脱力感で元気がでませんでした。午前診のあとすぐに高濃度ビタミンC点滴(1万円相当;自費診療)をし、午後診では少ししんどかったですが、昨日からしたらすごく元気になってきました。そして3月7日(土)は完全復活できました!!!
 3月8日はゴルフの予定でしたが、欠席して自宅で安静にしておりましたが、緊急連絡が入り患者さんが亡くなり看取りに行ってきました。ゴルフに行かなくて本当によかったです。

 新型コロナ感染症の対策・・・日本は後手になっている!!

 日本全体では感染者はまだまだしれています。イベントなど中止する必要などはないと思うくらい感染者は少ないと思います。もしこれがインフルエンザなら遥か1万人以上の患者が出ていると思います。しかし、豪華客船内の感染は最悪と思います。乗客の感染者は減少傾向ですが、乗務員や政府の管理官などが二次感染して結局トータルでは感染者が増えています。初期に感染した人はそろそろ治癒していても、まだ感染していない人が、それなりに感染し続けています。つまり、密室にいるため、どうどう巡りをしています。結論からいうと、感染している人も、していない人も密室から出すことです。そして個室管理すれば、約2週間経過させると、どんどん収束していくと思います。2つの病院を用意し、一つはコロナ専門感染者用に、もう一つは感染の可能性のある人用にして、経過観察すれば収束しやすいと思います。はっきりとした治療がないのですが、多少の犠牲者には申し訳ないけど、インフルエンザよりは致死率が低いためそんなに心配することはないと思います。客船に対して指令を出している人の知識がおそまつなのか?後手になっているので、感染者は全国に広がる可能が残っています。

 薬の副作用について(老人の場合)

 ある雑誌を読んでいたら、Drの失敗談が載っていました。

 ①腰痛の患者さんに「ロキソニン」を投与、1週間後にめまいが現れ、顔色が悪く、貧血になっていたそうです。結果的に胃潰瘍を発症し胃から出血していました。鎮痛剤は胃を荒らします!何か症状があれば、まずは服用中止。便が黒くなる前に見つけてあげないと重症になることがあります。

 ②食欲低下の人に「ドグマチール」を処方、1週間後歩行困難、無表情になったそうです。もともとうつ状態の人に出す薬ですが、たまにこんなこと;パーキンソン症状があります。とりあえず、新しく処方した薬を中止することです。よくあることは、若い女性なら乳汁分泌してくることがあります。

 ③認知症の人に「アリセプト」を処方。数か月後に徐脈(脈が少なくなる)になり、ペースメイカーを考えたみたいです。脈が遅くなるのは徐々に進行するので、血圧を測っていたら、徐脈になるのが発見できます。多分認知症の患者さんなので、血圧をあまり測っていなかったかもしれません。薬を中止したら1週間以内の元に戻ったようです。

 私はこれらの薬をすべて使用していますが、失敗談に出てくるようなことは一度もありませんでした。運がいいだけかな?

「がんの名医」「袖の下」告白に疑問が相次ぐ・・・・

 TBS「がんの名医」「袖の下」告白に疑問が相次ぐ 「大学病院の教授だと20~100万円」
 50人の「名医」がテレビ番組で明かした医療現場の内実が、大きく波紋を広げている。出演した医師の実に9割以上が、いわゆる患者から現金などの「袖の下」を受け取ったことがあるという内容だ。
医師が実名・顔出しで、その感想を語るという珍しい内容で、そのあまりにも率直な告白に、医師としての倫理観を疑問視する声も続出している。
波紋を広げているのは、2016年4月11日夜にTBS系で放送された「直撃!コロシアム!!ズバッと!TV」。「がんの名医50人が明かす新事実!」と題して、約2時間にわたって医師50人が手元のスイッチを使いながら様々な質問に答えるという内容。
 ここで最も注目を集めたのは、番組中盤に放送された「患者から袖の下をもらったことがある」という質問だ。46人がボタンを押し、医療ジャーナリストで内科・婦人科医の森田豊医師は「相場」について、「病気によりますし、大学病院の教授となると、ガンだと20、30、50、100(万円)とかって言うのは聞いたことありますね」
「お礼って言って、カステラを持って来るのと同じ感覚のものは受け取ります。だけど、それが10万になると微妙だし...」

 看護師さんが目を離したすきにカルテの間に茶封筒を挟み込む!

番組では、医師へのアンケートをもとに「袖の下は、こうやって渡してくれれば有り難い」というコーナーまで登場。回診の際に看護師が目を離したすきに
 (1)カルテの間に茶封筒を挟み込む
 (2)医師のポケットに入れる、
といった「手口」が紹介された。「感謝の気持ちを込めて手紙を書いてきました。自宅でじっくり読んでください」などとして患者が医師に手紙を渡し、その中に紙幣を忍ばせるといったやり方も喜ばれるという。あくまで質問は「袖の下をもらったことがある」という過去の経験を問うもので、「今でも袖の下が日常的に横行しているかどうか」については、番組内で明示的に議論されることはなかった。

 薬剤メーカーに注意を受けて・・・・

 医師しか見れないサイトがあります。その中でこんなことが書いてありました。

 「先日、ある薬品会社の共催の研究会に出席したのですが、
開催日時を前日と勘違いし、業者からもらったタクシーチケットを使用してしまいました。
 後日担当者がやってきて、私にiPadを見せこのタクシーチケットは、あなたが使用したものですか?と質問されました、
 チケットには私のサインがありましたので、間違いありませんと答えたら、二度と間違えるなと言われたので、少し腹が立ちました。 その後のそのメーカーの研究会には出ていませんし、薬も他のメーカーに変更しました。 私の内科の友人もチケットの件でiPadを見せられながら、 文句言われたらしく、その薬品会社の薬をやめたそうです。 皆さんその薬品会社のタクシーチケットの使用には気をつけて下さい」・・・ある開業医の医師が投稿していました。

 ちょっと一言;医師側についてみると、薬を使ってもらっているお客さんに対する態度か!もうあんたとこの薬なんか使ってやるか!!
 薬メーカー側につくと、間違ってタクシーチケットを使用されていますので、会社としては不正使用に当たるため、状況報告義務?があります。お客さんであるDr.にきつい言い方はしてないとおもいますが、内容はきつくて当たり前だと思います。
 
 情けないのは、自分の非を棚にあげておきながら、相手に仕返しをしています。本当に情けない「お医者さん」ですね!この処理方法は非常にレベルの低い対処法です。なぜこうなるのでしょうか?
 一般のディーラーとユーザーの関係ならこんなことはないと思います。これが、薬メーカーとお医者さんとなると状況が変わってきます。つまり医師には「既得権」があるからです。ついつい一般常識から外れたことをやってしまうのです。また悪いことにいくら年齢を重ねても気づかない人が多いということです!!

 医師がブラジル人患者家族に「クソ、死ね」 静岡・磐田

 ・・・と見出しがありましたね!
 
 実はこの暴言を吐いた若手医師は仕事はきちんとしていました。
なぜこんなことになったのでしょうか?

 「 病院によれば、昨年12月24日午前0時過ぎ、同県菊川市在住の女児が両足の不調を訴えて緊急搬送され、受診した。血液検査などの結果、治療や入院の必要はない軽度のウイルス性紫斑病と判断し、当直医だった医師は十分な栄養と安静を求めて帰宅を促した。
 父親は「入院させてほしい」「万一のことがあったら責任を取れるのか」などと医師に詰め寄り、2時間以上にわたって押し問答となった。その際に医師が不適切な言葉をつぶやいたという」「当直医は他の緊急患者にも対応しなければならず、なぜ分かってくれないのかといういらだちからつぶやいてしまったようだ」

 つまり、患者家族の一方的な要求に思わず、暴言を吐いてしまったのです。今回の白鵬の失言も同じようなものです。間違ったことは言っていません。立場をわきまえていないから、謝罪させられたわけです。
 じゃーこんなときどうすればいいのでしょうか?白鵬の場合は、一人でビデオを見て、能無し審判どもと思えばいいのです。
 では、こんな場合、私も医者のはしくれです。なかには自己中心的過ぎる患者さんに、頭にくることはあります。でも医療人が、些細もないことにいちいち怒っていたら仕事にはなりません。私なら病院での勤務ですので、事務関係の方を呼んで事情説明をしてもらいます。それで結局入院になろうが、自宅待機になろうが、それに従えばいいのです。相手に正論を唱えたところで、この状況では聞く耳をもっているとは思えません。

 若い医者!、おこりんぼの医者! 苦手な分野はその得意な?人に任せるのが一番!! 仕事(医療行為)しているときに怒るのは、仕事放棄するのと同じようなものです!! しっかりしましょう!!

 悲惨な新年でした!

 1月2日に家族の一人が咳をしており、全身倦怠を訴えていましたので、点滴をしてやりました。翌日熱が37℃で、鼻水が多量に出てきました。インフルエンザワクチンは11月に打っておりますが、ワクチンを打っていると発熱しないことがよくあるため、インフルエンザの検査を念のためしました。すると、インフルエンザA型が陽性とでました。・・・ショック!!
 1月4日にはもう2人、全身倦怠、鼻水、微熱があり、ほとんど症状が同じでした。そしてもう一人も熱はありませんでしたが、鼻水、節々が痛く全身倦怠がつよかったというてました。
 結局インフルエンザに罹患したのは、一家6人中4人がインフルエンザに罹患、3人は点滴して直ぐに軽快しました。一人は4~5日間苦しんだようです。罹患しなかった者は直ぐに下宿に帰ってました。
 ところで、私は至って元気にしています。毎日毎日インフルエンザに出会っているため、今のところインフルエンザには罹患していません。
 最悪の正月でしたが、仕事初めがきちんと始められてよかったと思います。整理整頓ができたきれいな診察室で気持ちがよかったです。

 末期の患者さんの往診はつらい・・・

 先日ガンの末期の患者さん(女性)を看取りました。

 2年半前にガンが分かり、翌年骨に転移していました。抗がん剤の治療をし、今年になって私が往診に行くようになりました。
 骨への転移は、痛みとの戦いと云っても過言ではありません。当然一般的な痛み止めは、ほとんど効果がありませんので「麻薬」になります。痛み止めには貼る麻薬、飲む麻薬、注射するもの多々あります。専門病院から紹介があったときから、貼る麻薬、服用する麻薬は使用していました。
 往診してどんどん悪化していくとき、かける言葉がありません。今日はどんな話をしようかといつも悩んでしまいます。亡くなる1週間くらい前からは毎日のように往診に行っていましたが、そのときに限ってよく眠られていました。内心ホッとしていました。そのときは家族とお話しをして、状態を聞いて帰っていました。亡くなる数日前に「最近Dr.が来ないのはどうしたの?」といわれ、その日も往診に行きましたが、本人は眠っており会話はしていませんでした。もう一度夜に往診に行き、手を握って「いつも眠っているときばかり往診してごめんなさい。気持ちよく眠っているのを起こすと悪いと思っていたのですいませんでした。」といってる間にもう目を瞑り傾眠状態になっていました。最後の力を振り絞って生きてるようにもみえました。「来てくれてありがとう」と小声で返事が返ってき、そのとき目から涙がしみでていました。その後は言葉にならなくて、ただ呼吸を一生懸命にしているようでした。
 私が患者さんの死を看取って、初めて涙を流してしまいました。家族の前では堪えていましたが、帰りの車の中では泣いてしまいました。もっと患者さんとコミュニケーションを取ってあげればよかったのと後悔しています・・・。

 年末から掃除・・・現状報告

 いろいろなもので、ゴミの山になってしまった診察室、年末から頑張って掃除をしています。今日で2日目ですが、4分の1くらいしかできていません。6日から診療開始なんで、それまでにはきれい?にできると思っています。
 掃除をしているといろんなものが出てきました。薬屋さんからもらうものがたくさんありました。メモ用紙、ボールペン、付箋、新薬のパンフレット・・・。とりあえず、綿埃が多くて喘息になりそうです!!
 最近別荘の販売の仕事もしていますので(株)光邦関係、診療所関係、老人保健施設関係などの書類がたくさんあります。郵便物が多く仕分けをしないといけません。捨てるに捨てられないものが溜まって、ゴミの山になっています。今年は思い切って捨ててスッキリして、清潔な診察室にしたいと思います。今はゴミだめになっているので写真を撮るのは控えます。

 とりあえず、無事新年を迎えられホッとしています。
本年も日記の方もよろしくお願いします。

 まずは、今月には、けん引免許を取りに行きます。大型免許を持っていますので、大型で教習を受けます。嬉しいような、不安なような状況です。しくじったときは報告したいと思います。

 往診を頼まれました・・・! 下請けみたいかな!?

 男性60才代の患者さんのことです。結論からいうと2件ことわられて当院へ頼みに来られました。
 1件目は「その人を以前から診ていないので、責任をもって診ていくのは無理」「だからお断りします」
 2件目は忙しいので終末期の往診は無理とのこと。
 そして3件目は私のところへ、「2件もことわられました」といわれましたので、「はい、わかりました」で了承しました。
 
 別に批判はするつもりはありませんが、同じ開業医でありながら、末期がんとはいえ患者さんを選んでいるような気がします。条件はみな同じなのに、どうして断るのでしょうか!?
 当然私一人では終末期医療はできませんが、訪問看護ステーションをはじめ、ケアマネ・・・らで協力してやっていくことになります。
 7・8年前の話ですが、某医院に通院中の患者さんがだんだん寝たきりになってきて、連れて行けなくなったら診療を断られたそうです。そこの患者さんは現在は私が往診しています。少し攻撃的な認知症があり、診察時に殴られたり、噛まれたりしたことがあります。自分が診ていた患者さんなら、通常は往診しなくてもこの人だけでも往診したらどうかと思います。
 往診(単発的)、訪問診療(定期的に)は、家庭の中に入ります。ある程度プライバシーに踏み込んでしまいます。どうしても人と人とのつながりがでてきます。信頼関係が特に大切だと思っています。医師である前に人間でありたいものです。往診は決して一人でできるものではありません。患者さんの家族、看護士、ケアマネ、場合によっては市職員も加わって成り立つものです。
 この仕事(往診)は引き受けても、断りにくい仕事と思っています。でも、患者さんに断られることもありますので、そうなればますます辛くなってしまいます!!

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