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 もう忘れかけましたか?錦織圭選手の準優勝

 独断と偏見で解説をすると・・・

 今回マリン・チリッチ選手に負けたのは、錦織対策がチリッチ選手側にきちんとできていたからです。
 錦織選手は、オールラウンドプレヤーです。特にストローク、特にバックハンドは一級品です。準々決勝の相手はサーブ&ボレーが上手い選手でしたが、粘って粘って逆転してしまいました。サーブ&ボレーの選手は体力を消耗しますので、第5ゲームになれば威力が落ちてき、コースも読まれリターンされてしまいます。結局粘り勝ちということです。そのため世界ランキング1位と当たっても、粘り勝った自信がありましたので、同じようなオールラウンドプレヤーでしたが、錦織には勢いがあり、ゲーム終盤からは、粘りを発揮し攻めて相手にテニスをさせなかったのが勝因だと思います。
 マリン・チリッチはサーブ&ボレーの選手なので、試合が長引いたら負けると判断し、積極的に攻めてきてました。錦織には5-2で少し部が悪い。しかし結果的には錦織の本来のテニスをさせないままゲームオーバーになったわけで、錦織は完敗です。
 フェデラーもオールラウンドプレヤーです。マリン・チリッチには負けたことがなかったそうで、準決勝では3-0で完敗、フェデラーもテニスをさせてもらえなかったようです。
 でも錦織は今までゲーム中に肉離れなどを起こし、リタイヤするこがときどきありました。チャンコーチに基礎体力をきっちり仕込まれたお蔭で、試合を最後まで集中しながらできるようになったのは、本当に強くなった証拠だと思います。
 世界チャンピオンも見えてきたような気がします。