朝日新聞のデジタル版に次のようなことが書いてありました。
常に最高のプレーを見せるため、徹底した自己管理と節制は当たり前。そんなプロ意識がイチローを支えてきた。
マリナーズ時代は誰よりも早く球場入り。準備に時間を割いた。ロッカー室ではソファタイプより腰への負担が少ないパイプ椅子を、移動時は遠回りしても階段より傾斜が緩やかなスロープを使った。ヤンキース移籍後も試合前後のストレッチを欠かさない。
帰塁時を除いて頭から滑り込むことはない。長さ33・5インチ(85センチ)、重さ880~890グラムのバットは、プロ選手には珍しく22年間、変えていない。乾燥剤入りの特殊ケースで持ち運び、「どこか悪いと、バットが重く感じる」と、体調管理の目安にもなっている。故障を避けるため、あらゆる努力を怠らない。
今季でメジャー13年目だが、故障者リスト(DL)入りしたのは2009年4月の胃潰瘍(かいよう)による1度だけ。ベテランが多いヤンキースは今季、故障者が続出しているが、イチローは常に出場の準備を整えている。ジラルディ監督は「コンスタントに試合に出続けてきた。とても印象的で、すごいこと」。同僚のジーターも「休日も練習場に来て、打って、投げて、走って、ストレッチもしている。貫く姿勢に関しては他の誰よりも素晴らしい」と話す。
10月で40歳になる。10年に大リーグ記録の10年連続シーズン200安打を記録し、それが途切れた11年以降は、衰えを指摘する声もある。とはいえ、今も1桁台の体脂肪率を維持し、短距離走のタイムも10年前とほぼ変わらない。今季の18盗塁は、29盗塁した昨季とほぼ同じペースだ。
ヤンキースでは定位置を確約されていない。打順は日替わり。指名打者や代打、守備固めでの起用もある。難しい調整を強いられるなかでも、変わらず安打を積み上げてきた。
自らが決めた「日課」は一日も欠かさず黙々とこなす。簡単なようで一番難しい。ジーターやリベラらスター選手が一様に驚くのも、プロとして貫くその姿勢だ。その一点がぶれないからこそ、日本選手初の「大台」に届いたということです。
そう思えば、女性関係などで浮ついている選手たちよ!しっかりしなさい。野球が本業なのを忘れないでください。