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 往診を頼まれました・・・! 下請けみたいかな!?

 男性60才代の患者さんのことです。結論からいうと2件ことわられて当院へ頼みに来られました。
 1件目は「その人を以前から診ていないので、責任をもって診ていくのは無理」「だからお断りします」
 2件目は忙しいので終末期の往診は無理とのこと。
 そして3件目は私のところへ、「2件もことわられました」といわれましたので、「はい、わかりました」で了承しました。
 
 別に批判はするつもりはありませんが、同じ開業医でありながら、末期がんとはいえ患者さんを選んでいるような気がします。条件はみな同じなのに、どうして断るのでしょうか!?
 当然私一人では終末期医療はできませんが、訪問看護ステーションをはじめ、ケアマネ・・・らで協力してやっていくことになります。
 7・8年前の話ですが、某医院に通院中の患者さんがだんだん寝たきりになってきて、連れて行けなくなったら診療を断られたそうです。そこの患者さんは現在は私が往診しています。少し攻撃的な認知症があり、診察時に殴られたり、噛まれたりしたことがあります。自分が診ていた患者さんなら、通常は往診しなくてもこの人だけでも往診したらどうかと思います。
 往診(単発的)、訪問診療(定期的に)は、家庭の中に入ります。ある程度プライバシーに踏み込んでしまいます。どうしても人と人とのつながりがでてきます。信頼関係が特に大切だと思っています。医師である前に人間でありたいものです。往診は決して一人でできるものではありません。患者さんの家族、看護士、ケアマネ、場合によっては市職員も加わって成り立つものです。
 この仕事(往診)は引き受けても、断りにくい仕事と思っています。でも、患者さんに断られることもありますので、そうなればますます辛くなってしまいます!!

 高校野球はもっと球児のことを考えてほしい!(オマケ)

 兵庫県代表の西脇工業高校が甲子園に出場しました。ひょんなことで、西脇工業の選手の関係者と連絡が取れるようになり、当院の「酸素ボックス」のお話をしたところ、連戦で疲れていたようで、数名は酸素ボックスに入りに来てくれました。
 特に投手が県予選で917球も一人で投げてきたと新聞に載っていましたので、彼には入ってほしかったというわけです。
 選手たちに甲子園で勝ったら連戦連戦になるので、いつでも入ってくださいとお伝えしました。1回戦はみごと逆転勝利、2回戦は木更津総合に、9回で逆転しそうでしたが、負けてしまいました。以後連戦になるので、勝っておれば毎日のように酸素ボックスに入りにきていたかもしれません。
 兵庫県民として、少しは県代表球児たちの後押しができたことをうれしく思っています。

 高校野球はもっと球児のことを考えてほしい!(その2)

 甲子園の投手の話です。連投連投で優勝投手になった人はプロでは、ほとんど使い物にはなっていません!それは当たり前です。連戦連投になり肩を壊しています。
 
 私からの提言
 「連投をやめさせる。100球ルール、連投の禁止」となれば、例えば、1回戦を甲子園及びその周辺の野球場で一斉にする。1日休んでから2回戦をする。そこから甲子園球場を使用し、16試合ですので1日4試合し、次の3回戦で連投させないように抽選してやる。そして4回戦(準々決勝)からは連戦になるので、隔日で試合をすれば2週間で大会を終えることができます。
 こういう風にすれば、肩を壊す選手が減ると思います。高野連の幹部の人たちはもっと高校球児のことを考えてやってください!

 高校野球はもっと球児のことを考えてほしい!(その1)

 いつも高校野球を観て思うことがあります。
気になること;花巻東5-4鳴門の試合(8月19日)で、花巻東の156センチの千葉翔太外野手(3年)が、5打席5出塁と3回戦の済美戦に続き、大活躍した。
 1回の第1打席は13球粘って四球。第2打席は2球目を打って中前へクリーンヒット。第3打席、第4打席はいずれも8球粘って四球。第5打席は10球粘って四球と鳴門のエース板東に計41球(全投球数は163)も投げさせたと新聞の記事として載っています。
 私にしてみたら、鳴門の坂東投手はほぼ一人で投げ勝ってきている将来有望な選手です。それを疲れさせて花巻東が逆転で勝っていますが、作戦とはいえあまりフェアーとは思えません。
 以前の夏の甲子園で、2回戦の明徳義塾高校戦で星陵高校は敗退しています。この試合で元巨人・元ヤンキースの松井が受けた5打席連続敬遠は、高野連が急遽記者会見を開くなど、社会問題にまで発展。明徳義塾監督の馬淵史郎氏は試合後、「(星稜の練習を見て)高校生の中に一人だけプロの選手が混じっていた」とコメントしている。これもフェアーでないかもしれないがしかないですね。