記事一覧

 野々村元県議はいいこともしている・・・?

 野々村元県議は、辞職勧告で議員辞職してしまいました。政務調査費の説明が不十分なため、3年分を返納するようですが、おまけに議会からの刑事告訴もされています。
 ひとことでいうと、使用した状況がわからなくても、帳尻を合わせておけば、目いっぱいお金が使えるということです。適当に報告書を書いておけば、内容の調査もなく、私用であろうが、公用であろうがお構いなしです。もともとこのシステムが議員を堕落させているのです。コンビニや書店で万引きしても見つからなかったらラッキー!と差がないような恥ずかしい行為です。
 なぜ野々村元県議がいいことをしたのでしょうか?つまり、この事件を起こしたお蔭で、全国の議員の方々の政務調査費の使い方が現在よりもっと正当な使い方になるからです。たぶん切手を買って金券ショップでポケットマネーに換えている人もこれからはできなくなります。この事件のお蔭で政務調査費やその他もろもろで、全国レベルで、数億の経費節減になっていると思います。全国の議員の「ふんどし」を締めなおすようなことをすれば、このくらい衝撃的なことがいるのです。これからも議員だけでなく、領収書が要らなくて経費となる職業はどんどんなくなるでしょうね!
 大事な経費ですので、まじめに使いましょうね!!

 追伸:野々村元県議は政務調査費は利息もつけて返納すると言っておられますが、仕事もしていないので、給与も全額とはいわないが、半分以上は返納すべきと思います。
 ちょっときつかったかな!?

 末期の患者さんの往診はつらい・・・

 先日ガンの末期の患者さん(女性)を看取りました。

 2年半前にガンが分かり、翌年骨に転移していました。抗がん剤の治療をし、今年になって私が往診に行くようになりました。
 骨への転移は、痛みとの戦いと云っても過言ではありません。当然一般的な痛み止めは、ほとんど効果がありませんので「麻薬」になります。痛み止めには貼る麻薬、飲む麻薬、注射するもの多々あります。専門病院から紹介があったときから、貼る麻薬、服用する麻薬は使用していました。
 往診してどんどん悪化していくとき、かける言葉がありません。今日はどんな話をしようかといつも悩んでしまいます。亡くなる1週間くらい前からは毎日のように往診に行っていましたが、そのときに限ってよく眠られていました。内心ホッとしていました。そのときは家族とお話しをして、状態を聞いて帰っていました。亡くなる数日前に「最近Dr.が来ないのはどうしたの?」といわれ、その日も往診に行きましたが、本人は眠っており会話はしていませんでした。もう一度夜に往診に行き、手を握って「いつも眠っているときばかり往診してごめんなさい。気持ちよく眠っているのを起こすと悪いと思っていたのですいませんでした。」といってる間にもう目を瞑り傾眠状態になっていました。最後の力を振り絞って生きてるようにもみえました。「来てくれてありがとう」と小声で返事が返ってき、そのとき目から涙がしみでていました。その後は言葉にならなくて、ただ呼吸を一生懸命にしているようでした。
 私が患者さんの死を看取って、初めて涙を流してしまいました。家族の前では堪えていましたが、帰りの車の中では泣いてしまいました。もっと患者さんとコミュニケーションを取ってあげればよかったのと後悔しています・・・。